2008年6月23日発売号ジャンプより妄想 骸ヒバ骸
「次から次に・・・・これだから群れる連中は嫌いなんだよ・・・」
わき腹から鮮血がしとどに溢れる。
もうどれだけ血を流したかもわからない。
流しすぎた血が、視界すらも奪ってゆく。
今彼を動かしているのは本能。
戦いを求め、戦いに生きる彼の本能がそうさせる。
わずかな殺気に反応し、キレをなくした一撃を叩き込む。
四肢が重い。
まるで鉛のように感じる。
意識が・・・落ちる。
崩れ落ちるようにその場に倒れた。
その一瞬を逃すまいとミルフィオーレの部隊が一斉に取り囲む。
(・・・・・こんな雑魚風情に・・・・・)
「こんな雑魚風情に情けないですよ」
心中の毒吐きを聴覚が捕らえた。
この声は・・・・
「ボンゴレ最強の守護者ともあろうものがこの程度の相手にひれ伏すのですか。
貴方も落ちぶれたものですね。」
(・・・・六道・・・・骸・・・・・)
「やはり貴方に最強の名はふさわしくない」
「・・・・勝手な・・・ことを・・・」
ふらふらと、おぼつかない足取りながらその目には力を宿していた。
「僕の・・・・獲物に手、出さないでよね・・・」
「それでこそ雲雀恭弥です。こんな連中、さっさと片付けますよ。
僕たちにはまだ仕事が山ほど残っているんですからね」
「こんな連中、僕一人で・・・・十分だよ・・・」
でも、暴れたければ好きにしたら。
お言葉に甘えて。
自分の背中を預ける二人。みたいなー。
一人で囮として戦っているヒバリさんの戦況が良くないとのことだったので
こんなシーンがそのうち出てくるんじゃないかとゆーただの妄想。
がんばれ!ヒバリさん!
そして次は骸の安否確認を!!
2008/06/23
※こちらの背景は
空に咲く花/なつる 様
よりお借りしています。