紅もみじ――暮れない喪道
ひらひら
はらはら
さらさら
流れ逝く
ぽろぽろ
ころころ
ほろほろ
堕ちて逝く
朱い葉の
零す涙は
いづこゑ
紅い葉の
篭める想いは
いづくにか
永久に語り継ぐ
輪廻の記憶
そしてまた
廻ってくる
一塵の望みと共に
そしてまた
去り逝く
一粒の涙を携えて
※ここから先は原作のネタばれを含みます。
原作9巻の内容(またはそれに順ずるコミック部分)を読んでいない方は
読まない方が懸命です。
バッチこいという方は反転してお読みください。
9巻のラストは衝撃でしたね。
くれぷースキのさかきは原作を読んだ当時
あまりの衝撃に
小一時間放心しました。
あそこでくれぷーが死んでしまって
その当時30巻位完結を目指しているといわれていたダレン・シャン。
(最終的に12巻完結ですが)
残りくれぷー無しでどんな展開になるのかと本気で心配しましたよ。
コレはそんなクレプスリーへの追悼。
ある年紅葉の散る様を見て、とめどなく降ってくる紅い葉が
スティーブとの交戦の末自ら落ちていったクレプスリーと重なったんですよ。
暗い底に落ちていきながら
クレプスリーが想ったのはやっぱりダレンのことかな?って。
一人立ちもさせてない手下を置いて死んでしまった彼が
一番心配意なのは何をおいてもダレンのこと。
クレプスリーの一番の救いは
その手下を守って死ねたことなのかなとも思うわけです。
(その直後スティーブの言葉で無駄死となってしまうのですが。)
そんなクレプスリーが
葉を落としてもまた次の年にめぐり合う紅葉のように
別の世界になっても(12巻の最後)ダレンと出会えたらいいな。
てゆー思いで書いたんだけど・・・ぜんぜん伝わらんかも・・・;
少しでも伝わったらいいな。
※こちらの背景は
NEO-HIMEISM/雪姫 様
よりお借りしています。